ゴルフ場で初対面の人とプレーするときは、最初のあいさつで感じよく接し、相手のプレーを妨げず、安全と進行を優先すれば問題ありません。特に大切なのは、集合時間を守ること、打つ人の邪魔をしないこと、ミスを責めないことの3点です。
最初に自己紹介とあいさつをする
同じ組になったら、笑顔で「本日はよろしくお願いします」とあいさつし、名前を伝えましょう。相手の名前を確認しておくと、プレー中の声かけも自然になります。
初対面では、次のような短い会話で十分です。
- 「〇〇と申します。本日はよろしくお願いします」
- 「こちらのコースは初めてなので、分からないことがあれば教えてください」
- 「プレーの進行を優先して、必要なときは声をかけ合いましょう」
年齢、職業、スコア、年収など、相手が答えにくい質問を最初から詳しく聞く必要はありません。会話は天候やコースの印象など、答えやすい話題から始めると安心です。
スタート前に確認しておくこと
初対面の組では、プレーの進め方を簡単に確認しておくと、途中の行き違いを減らせます。特に、次の点を把握しておきましょう。
- ティーショットを打つ場所や順番
- カートの利用方法
- スコアの記録方法
- クラブやボールを置く位置
- コース内でのローカルルールや注意事項
分からないことがあれば、黙ったまま進めず「このホールはどこから打つ予定ですか」「カートは次の場所に置けばよいですか」と具体的に尋ねます。自分の判断に自信がない場合も、知ったふりをせず確認するほうがスムーズです。
プレー中は相手が打つ準備を妨げない
相手がアドレスに入ったら、会話や移動を止め、視界に入らない場所で静かに待ちます。アドレスとは、ボールを打つために構えた状態のことです。
次の行動は、相手の集中を妨げやすいため避けましょう。
- 打つ人の近くで話す
- 相手の視界の正面や飛球線上に立つ
- クラブを引きずる、カートを動かす
- スマートフォンの音を鳴らす
- 相手が打つ直前に急に動く
自分が打つ前にも、周囲に人がいないか、前の組との距離が十分かを確認します。ボールが人のいる方向へ飛んだ場合は、すぐに大きな声で「フォア」と知らせます。
相手のミスには過度に反応しない
ゴルフでは、誰でもミスショットをします。相手のミスに対して笑ったり、原因を断定したりせず、必要なら「ドンマイです」「次があります」と短く声をかける程度にしましょう。
技術的なアドバイスは、相手から求められた場合に限るのが無難です。初対面で「その打ち方は間違っている」「もっとこうすべき」と言うと、親切のつもりでも負担に感じられることがあります。
自分がミスをしたときも、長く言い訳をする必要はありません。「失礼しました。次に進みます」と切り替え、プレーの進行を止めないことが大切です。
会話は相手の様子を見ながら楽しむ
初対面の人とのラウンドでは、無言でいる必要はありません。ただし、相手がショットの準備をしているときや、集中しているときは話しかけないようにします。
話しやすい話題には、次のようなものがあります。
- コースの難しさや景色
- ゴルフを始めたきっかけ
- 使っているクラブやボール
- 昼食や休憩に関する話
一方で、スコアの優劣を何度も話題にしたり、相手のプライベートを深く聞いたりするのは避けたほうがよいでしょう。飲酒を無理に勧める、プレー中に喫煙を強く勧めるといった行為も、相手の希望を尊重してください。
プレーファーストを意識する
初対面の組で特に印象を左右するのが、プレーの進行です。自分の順番が近づいたら、必要なクラブを準備し、打ち終わったら速やかに次の動作へ移ります。
次のような行動を意識すると、組全体の進行を妨げにくくなります。
- 自分のボールの場所を把握しておく
- 同伴者のボールの行方も可能な範囲で見ておく
- 次に使うクラブを早めに準備する
- グリーン上では自分のボールを拾い、ラインを踏まないようにする
- ホールアウト後はグリーン周辺に長くとどまらない
ボール探しに時間がかかりそうな場合は、同伴者や後続組の状況を確認します。見つからないときは、ルールやコースの案内に従い、組全体の進行を優先します。
スコアやルールの扱いで迷ったとき
競技ではない通常のラウンドでも、スコアの数え方やボールの処置で迷うことがあります。判断できないときは、独断で進めず「この場合はどのように処理しますか」と同伴者やキャディーに確認しましょう。
同伴者のスコアを勝手に少なく記録したり、本人に無断で修正したりしてはいけません。スコアの記録方法が決まっている場合は、誰がどのタイミングで記入するかを最初に確認すると安心です。
正式な競技では、通常のラウンドと異なる規則や確認方法が適用される場合があります。競技に参加する場合は、事前に大会の案内とローカルルールを確認してください。
カートでは安全と譲り合いを優先する
カートを運転する場合は、急発進や急停止を避け、同伴者が乗り降りする場所にも注意します。カート道の走行や立ち入り禁止区域など、ゴルフ場の案内がある場合はそれに従います。
自分だけが使いやすい場所にカートを止めるのではなく、全員が次のショットへ移りやすい位置を考えます。相手が歩いてボールへ向かうときは、必要に応じてクラブを運ぶなど、無理のない範囲で協力するとよいでしょう。
ラウンド後も短くお礼を伝える
プレーが終わったら、「本日はありがとうございました」とあいさつします。プレー中に助けてもらったことがあれば、「進行を教えていただいて助かりました」など、具体的にお礼を伝えると自然です。
連絡先の交換や次回の誘いは、相手が前向きな様子なら提案しても構いません。ただし、断られた場合に何度も誘わず、その場で気持ちよく別れることが大切です。
初対面のラウンドで最低限守るマナー
何をすればよいか迷ったときは、次の4点を優先すれば大きく外しません。
- 集合時間に遅れず、最初にあいさつする
- 打つ人の邪魔をせず、安全を確認する
- 相手のミスを責めず、求められない限り技術指導をしない
- 自分の準備を早めに行い、組全体の進行に協力する
ゴルフ場で初対面の人とプレーするときは、完璧な会話や高い技術よりも、相手への配慮と安全な進行が重視されます。最初に明るくあいさつし、分からないことは具体的に確認しながらプレーすれば、自然に気持ちよくラウンドできます。







